• 垣根涼介『狛犬ジョンの軌跡』文庫本

  • 垣根涼介『狛犬ジョンの軌跡』単行本

五百年もの間、神社の境内にじっと蹲り、神に仕えてきた狛犬。あることがきっかけで、彼はこの神の元を逃げ出します。やがて彼は人間に拾われ、『ジョン』という名前を付けられます。その彼が実際に人間世界を見て、わが身を振り返り思うこと、感じることとは何か……。

2015.7.9 光文社 文庫本 税別760円
2012.12.17 光文社 単行本 税別1,400円

自由とは、やたらめったら使えばいいというものではない

自由とは、やたらめったら使えばいいというものではない

 進学、職業選択、転職、結婚も非婚も自由……現代の資本主義社会では、基本的に法の範囲内で自由が溢れていますね。
 しかし自由とは、その判断と選択において、絶えず自己責任を伴うことでしょう。その意味において決して他人事ではなく、だからこそ漠然とした不安と重圧にも陥るし、時には虚しさに苦しむ……。
 自由とは、時に持ち余りのするものかも知れません。やれやれ(苦笑)。

 ま、そんなことを考えつつ書いたのが、この『狛犬ジョンの軌跡』です。
 五百年もの間、神社の境内にじっと蹲り、神に仕えてきた狛犬の石像。あることがきっかけで、彼はこの神の元を逃げ出します。
 やがて彼は人間に拾われ、『ジョン』という名前を付けられます。
 その彼が実際に人間世界を見て、わが身を振り返り思うこと、感じることとは何か……。

▲ MENU