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張り込み姫 君たちに明日はない3
リストラ請負会社に勤めるクビ切り面接官・真介の今回のターゲットは、英会話学校、旅行会社、自動車ディーラー、そして出版社。人気シリーズ第3弾。
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現在、中国やインドを除き、世界的な不況の中にある。無責任極まりないマスコミが騒ぎ立てるように百年に一度の不況とまでは思わないが、それでも紙面には連日のように、リストラ、減俸、会社更正法の文字が躍る。
しかし、こんな時代だからこそ、自分自身が改めて自分の仕事をする意味について考えてみる必要がある。
何のために働くのか? 金のためか。出世のためか。はたまた家族のためか……たしかにそういう側面もある。が、これらの理由は、個々にとっては切実な問題を含んでいても、所詮は状況的要因に萌した動機付けにしか過ぎない。状況さえ変われば、その労働意欲は一気に失速していく。
おそらくだが、仕事をする意味とは、「その仕事が好きだから」あるいは「その仕事をする意味を、自分の中に見出しているから」という単純極まりない理由にしか存在しえない。また、社会的動物である人間には、そういう意味での自己実現しかありえない。──と思うのですが、みなさんは如何でしょう?
まあ、そんなことを考えながら、この本を読んでいただければ幸いです。