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狛犬ジョンの軌跡
自由とは、やたらめったら使えばいいというものではない
五百年もの間、神社の境内にじっと蹲り、神に仕えてきた狛犬。あることがきっかけで、彼はこの神の元を逃げ出します。やがて彼は人間に拾われ、『ジョン』という名前を付けられます。その彼が実際に人間世界を見て、わが身を振り返り思うこと、感じることとは何か……。
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進学、職業選択、転職、結婚も非婚も自由……現代の資本主義社会では、基本的に法の範囲内で自由が溢れていますね。
しかし自由とは、その判断と選択において、絶えず自己責任を伴うことでしょう。その意味において決して他人事ではなく、だからこそ漠然とした不安と重圧にも陥るし、時には虚しさに苦しむ……。
自由とは、時に持ち余りのするものかも知れません。やれやれ(苦笑)。
ま、そんなことを考えつつ書いたのが、この『狛犬ジョンの軌跡』です。
五百年もの間、神社の境内にじっと蹲り、神に仕えてきた狛犬の石像。あることがきっかけで、彼はこの神の元を逃げ出します。
やがて彼は人間に拾われ、『ジョン』という名前を付けられます。
その彼が実際に人間世界を見て、わが身を振り返り思うこと、感じることとは何か……。