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Vol.049
ボサボサしてたら新年 & テレビ出演のお知らせ

2013年1月27日

どうもー。小説を書く以外は、相変わらずボサっと過ごしている垣根です。

昔のある人が『人生では、ようやく一事を成せるのみ。 他のことはすべて余技である』とか言っておりますが、それをちゃっかり自分の言い訳にも使っております(苦笑)。
まあ、何か一つでも夢中になれるモノがあれば、それでも充分に幸せなことなんでしょう。

さて、テレビ出演のお知らせです。
1月29日の午後十時より、BS11『宮崎美子のすずらん本屋堂』に出演します。
『狛犬ジョンの軌跡』が先月に発売され、それに合わせた出演というわけです。三十分ぐらい続けざまに喋っています。

実はこの前日にたまたま読み出した思想書関連の本が異常に面白く、結局は朝方まで読んで、完全なる寝不足のまま顔を出しておりますので、ときおりぼうっとしていたり、答え方になにかと曖昧な部分もあるかと思いますが、なにとぞご了承ください(笑)。

それで思い出したのですが、私も含めて人の話というのは、その時々の心持ちで、微妙に色合いが変わってくるものです。以前の発言とはニュアンスが違うことを言ったり、その思考の方向性が多少変わっていたりもします。時間の経過や状況の変化と共に、人は変わっていくものだからでしょう。

それが成長(あるいは堕落)ということでもあるでしょうし、また聞く側にとっては、『この人は、少なくとも今の時点ではこう思っているに過ぎない』という態度で聞くのが最も良い方法のように思えます。もちろん意地悪い意味では、全然ありませんよ。

現時点での確信は、未来においては常に流動するものでしょう。過去からの流れも、また然り。

そういえば、昔(ほんのちょっと)勉強した心理学の講義で、『人は、明確に言いたいことがあるからそれを口に出すのではない。無意識に、曖昧模糊としたものに突き動かされて喋っているうちに、その主体としての自分が何を言いたいのかを、ようやくはっきりと掴めてくるものだ』なんて意味の言葉がありましたねえ。
嗚呼、この矛盾。めんどくさいなー(笑)。
まあ、これは小説を書く際にも言えることですけどね(苦笑)。
ではではー。

垣根涼介

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