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Vol.014
素敵なプレゼントに、感謝!!

2006年5月15日

さて、気がつけば今年も五月ですね。

先月下旬のサイン会に来ていただいた方々、ありがとうございます。
予約券受付の初日には、三省堂の開店前から並んでいただいた方もいらっしゃったようで、大変感謝しております。書き手冥利に尽きるとはこのことでしょう。

一時間半もの間サインをしっぱなしで、皆様とはろくにお話をできませんでしたが、それでも多数の方からいただいたプレゼント(お酒やお手紙、登場人物の似顔絵、香水やアンメルツなど)は、私の一生の記念として大事に保管させていただきます。お酒は飲んでしまえばなくなってしまいますが、空瓶も出来る限り保存しようと思います……。ちょうど四十歳の誕生日が近かったものですから、うれしい誕生日プレゼントにもなりました。

さて、誕生日といえば、その四十歳になったつい先日も、思いもかけぬプレゼントをいただきました。舞台は中央高速で、プレゼント主は警視庁……三十九キロオーバーのスピード違反切符です。聞けばその覆面のパトカーは、十キロほど前からずっとぼくのクルマを付けていたとこのと。警察官は笑って言いました。

「いやー、ぼくらもですね、追い越しに絡んだ束の間のスピード違反なら見逃さないこともないですけれど、失礼ですがあなたの場合、ずっとその速度前後で巡航ですもんね」
ぐう……。
言い訳ができないとは、まさにこのことでしょう。ま、○○キロオーバーのときに捕まらなかったのが、せめてもの救いです。おとなしく罰金三万五千円を払うことにしました。
みなさんも、気をつけて。

追記:六月の上旬から二週間ほど、小笠原に行ってきます。これは、三作先の小説の取材です。それと「小説新潮五月号」より、ふたたび『君たちに明日はない』の連載始めました。たぶん二ヶ月に一度ほどは書ける予定です。

垣根涼介

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