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Vol.035
FM出演&対談、その他余談。

2009年4月8日

どうもみなさんこんにちは。垣根です。

さて、今回はまず、ラジオ出演のお知らせです。
全国26局を結ぶJFN系FMで、『ザ・ブーム』の宮沢和史さんがやられている『MIYA THE WORLD!!』という番組に、ゲストとして出演しております。

オンエアは4月15日〜21日の間の、各JFN系FM局です。詳しくは下記をご覧下さい。
『MIYA THE WORLD!!: NET局 アーカイブ』

あー、しかし今回の出演、いつもの私ならメディアに出てもほとんど緊張しないのですが、この番組では初のゲストだということを収録直前に知らされ、そのスタッフさんたちの緊張がモロに伝わってきて、なんだか私も変に緊張しました(ひょっとしたら、まだ病気のせいもあるかも知れません…)。

で、何を言いたいかといえば、私、この番組で発言した内容は、かなり上滑りしております(苦笑)。多少生意気なことを言ったようですが、ご勘弁を。

次に対談のお知らせです。
小説現代の五月号(4月22日発売)で、作家の恩田陸さんと対談しております。意外に思われる方がいるかもしれませんが、恩田さんの小説、私は何気に好きなのですよ(笑)。
こちらはまあ、以前からの顔見知りということもあり、とくに緊張もなくスムーズに進んでいきました。
『講談社 BOOK倶楽部:文芸書 小説現代』

実は去年も三、四度、雑誌上では他の作家と対談をしていたのですが、あの頃はまだまだ体調が整わず、皆さんにお知らせする気力がありませんでした。でも今後は、こういう機会があれば、必ずこの場でお知らせするようにしますね。

さて、最後に余談。

東山彰良という作家が、今年、大藪春彦賞を受賞しました。実はこの受賞、私はわがことのように嬉しかったですね。ついにこういう種類のポップな小説が、名だたるプロの作品に混じって正当に評価される時代が来たのか、と。

数年前、彼の本の帯にフレーズを頼まれたときに、私はこう書いています…。

『疾走する文章、あえぐ行間、きらめくセンス……この作者には、自分と世界との境界がくっきりと見えている。その境界の果てに広がる地平に焦がれ、しきりと喉の渇きを訴えている。ひきこもりの小説で泣いている暇はない。時代はさらに急いでいる。オフビートとは、こういうことだ!』

…この思いは、今も変わりません。
ちなみに今は、その文庫の解説などをセコセコと書いています(笑)。
現時点の彼の本で、最もお勧めなのは『路傍』(集英社)かな?
皆さんも気が向いたら手に取ってみてください。(って、人の本の宣伝をしてどうすんだ!)

では。

垣根涼介

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