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Vol.056
文庫版『永遠のディーバ 〜君たちに明日はない4』、9月27日(土)に発売です。

2014年9月24日

どうもこんにちは、垣根です。

Facebookでは詳しく書いていたのですが、八月末から罹患していた帯状疱疹も、ようやくひと段落しました。これがまた、痛かったのなんのって(汗)。患部が右太腿だったのでマトモに歩くこともままならず、歩いて500メートルの距離でもクルマに乗っていました(苦笑)。

さて、「君たちに明日はない 4」の文庫版・『永遠のディーバ 〜君たちに明日はない 4』(税別590円)が、9月27日(土)に発売になります。
おかげさまで、この『永遠のディーバ 〜君たちに明日はない 4』の初版出荷分をもちまして、文庫版のシリーズ累計で75万部を超えました。今後の増刷分も考えれば、年内で80万部くらいの仕上がりにはなるか、と。
小説が売れないこの冬の時代にあって、連作短編のシリーズとしては予想外に売れております。皆様ありがとうございます。

これら「君たちに明日はない」シリーズを書き始めた動機は、5月のドーニングメールに書かせてもらった通りなので割愛しますが、今回の文庫本『永遠のディーバ』は、単行本の『勝ち逃げの女王』を今回の文庫版の発売に合わせ、改題したものです。

収録作品は、『勝ち逃げの女王』、『ノー・エクスキューズ』、『永遠のディーバ』、『リブ・フォー・トゥディ』の四篇です。

単行本の時は出版社の売り方により、『勝ち逃げの女王』を表題作としましたが、文庫版では、これら四篇の話の中でも、読者の皆さんからもっとも好評だった『永遠のディーバ』を表題作とすることとなりました。事実、私も気に入っている短編です。

意外にも、この表題作に迫る勢いで好評だったのが、『リブ・フォー・トゥディ』。

『永遠のディーバ』もそうですが、この『リブ・フォー・トゥディ』も、単行本発売当時から二年経って文庫版のゲラを改めて読み返してみると、この頃は自分なりに(たいして良くもないアタマを振り絞って)いろんな事を懸命に考えながら書いていたんだなあ、と感じました。今でもストレスで帯状疱疹になるぐらいは、考えてはおりますがねw。

まあ、自分が馬鹿だということにすら気づいていない愚か者よりは、自分は馬鹿かも知れないと弁(わきま)えている愚か者のほうが、多少はマシだろうと自らを慰める次第です(苦笑)。

では皆様、ごきげんよう。

垣根涼介

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