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Vol.043
ゼロ磁場地帯・分杭峠 &『人生教習所』発売

2011年9月24日

どうも垣根です。みなさんお久しぶりです。

さて、もう過ぎたことなので報告しますが、実は去年の五月ごろから右耳に耳鳴りが起こり始め、挙句には中耳炎を併発して聴力もけっこう落ちました。で、この九ヶ月ほど治療を続けておりましたが、先月、結局は一生直らないと医者から宣告されました。

しかしまあ、右耳だけの話ですし、それもまったく聞こえないわけではないので、多少の不便はありますが、日常生活は意外と平気なものです。時おりムカつきますがね(苦笑)。

それで、ここからが今日の本題です。
(医学で直せないなら、自分で治してやろう)と思い立ち、一時期ネットで集中的に検索したところ、世界でも有数(?)のゼロ磁場地帯が、この日本にもあるという情報を見つけました。で、ひょっとしたら難聴にも効果があるかもしれないと思い、行ってきましたよ、長野県の分杭峠という場所に。
分杭峠 ゼロ磁場の情報サイト

が、うーん……。
たしかにすごい磁場は感じたのです。(例:電磁式の方位磁石はビリビリと振動する。友人のクルマのナビが急に動かなくなる。あるポイントに入ると、ぞわっと全身の産毛が逆立つ、あるいは体の芯が熱く感じる、など)
が、結論から言えば私の場合、難聴には何の効果もなかったようです(笑)。
ま、でも人生、基本はこんなものでしょう。何事も過度な期待はいけませんわ。

ここに行った数日間、友人たちと奇妙な体験を味わえただけでも面白かったという感じですかね。

さて、最後に新刊の案内です。
五年ほど前に新聞連載していた『めだかの学校』改め『人生教習所』が、9月30日に中央公論新社より発売になります。

内容は、元ヤクザ、引きこもりの東大生、対人恐怖症の女性フリーライターなど、人生『NO・WAY』の男女たちが(苦笑)、自らの再起を賭けて、小笠原で行われる怪しげな自己啓発セミナーに参加するというもの。

とは言っても、暗い内容ではありません。間抜けな登場人物たちが陽気に滑ったり転んだりを繰り返しながら、それでも少しずつ自らの人生に対して前向きになっていく、というお話です。
よかったら手に取ってみてください。

垣根涼介

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